最終更新日:2009年2月4日
ダンスルール(2009):追記1
ロボカップジュニア(国際)ダンス-グラーツ2009
注記:下記ルールは2009年7月にオーストリア、グラーツで開催されるロボカップジュニア国際大会に特別に適用されます。
2008年のルールからの変更部分は赤で記載します。
これらのルールはロボカップジュニア(国際)2009グラーツダンス・ルールと併せて読んでください。
1. ステージ
1.1.1. ダンス用ステージは平らなエリアである。グラーツの演技エリアは、線で区画した幅6m×奥行4mの長方形(6mの線が審判の方に面している)で、ロボットはこの中で演技しなければならない。人はこの長方形の中または外で演技する。
5. 判定
5.2 大会役員
5.2.1. 演技は、3人以上の大会役員で構成される審査団によって審査される。3人のうち少なくとも1人は全ての演技を審査する。この審査団はインタビューを評価する審査団とは異なる。インタビューは2人の大会役員によって審査される。このうち少なくとも1人は演技の審査員である。
5.2.2. 演技を審査する3人以上の大会役員とインタビューを審査する2人の大会役員は試合前に指名される。
5.2.3. これらの大会役員は、自分が判定する年代グループのいずれのチームとも親密な関係にあってはならない。
7. 行動規範
7.3. 指導者
7.3.1. 指導者 (教師、父兄、保護者、その他大人のチームメンバー)は、チームの入場時や出場時に作業エリアへの機材の搬出入を手伝うため、またステージへの機材の上げ下ろしを手伝うため以外は、チームメンバーの作業エリアに立ち入ってはならない。コンピュータやその他装置にチームメンバーの応分の能力を超えた問題が発生し、修理が必要となった場合、指導者は大会実行委員から許可を得た上で、その修理に立ち会うためだけに作業エリアに入ることができる。指導者は修理が完了した時点で直ちに作業エリアから出なければならない。こうした事態が発生した場合も、ルール7.3.3項は依然として適用されているものとする。指導者はステージ上で機材のセットアップを行ってはならない。セットアップはチームメンバーが行なわなければならない。ステージ上でのセットアップに手伝いが必要なチームには、大会実行委員がボランティアを派遣するので、手伝いが必要なチームは大会役員に願い出ること。認められる理由がないにもかかわらず、指導者がチームメンバーの作業エリアに入っていることがわかった場合は、会場に入場できる権利を失うことがある。
7.3.2. 大会実行委員は、チームの作業エリア周辺に十分な席を設けて、指導者が監督の立場で留まることができるように努力する。
7.3.3. 指導者はチームのロボットの修理をしてはならない。またチームメンバーのプログラミングに関わってはならない。7.3.1項を参照のこと。
7.3.4. 各チームは大会期間中、最新の情報をこまめにチェックしなければならない。最新の情報は会場の掲示板、および可能であればロボカップジュニアのウェブサイト上にも掲示される。ウェブサイト上の情報に関するお知らせは、大会の開始時に通知され、掲示板にも掲示される。
8. 文書資料の作成
8.1 チームの自作であることの証明
8.1.1 全てのチームは自分たちの大会参加準備努力を説明する文書資料(書面および/または写真)を持ってくることが望ましい。これらの文書資料はインタビュー時に見せられるように用意しておくこと。チームが自作のロボットを携えて大会に参加している文書資料を示すよう求められることがある。文書資料はロボット開発の写真および簡単な記録で構成し、A4、5枚以下にまとめること。チームは、インタビューを受けるまでに、ダンステクニカルロボット情報シートの記入を終えていること。詳細はインタビュースコアシートを参照のこと。
8.2 プレゼンテーション
8.2.1 掲示板にチーム資料を展示できるように各チームに公開スペースが提供される。現地会場の状況によっては提供できるスペースが限られることがあるため、そうした場合に備えて、チームは会場内で電子的にプレゼンテーションを行なうことができるようにパワーポイントなどの電子フォーマットで資料を作成して持ってくるとよい。映写機器は大会実行委員が提供する。チームに与えられるプレゼンテーション用のスペースの広さは、大会前に通知される。
8.2.2 ポスターや電子的プレゼンテーション資料は審判だけでなく、他チームのメンバーや一般の観客もみるものであることを考慮して、興味深く楽しめるように作成することが望ましい。プレゼンテーションは審査され、一次部門と二次部門それぞれの最優秀プレゼンテーションには賞が与えられる。プレゼンテーションは、チームについての情報を提供し、グラーツ大会参加のためにどのような準備をしたかを明確に伝えるものであること。プレゼンテーションには下記などを含むとよい。
・チーム名
・参加部門(一次または二次)
・チームメンバーの氏名(できればチームメンバー全員を撮った写真も含む)
・チームがどの国のどの地域から来たのかを示す情報、また代表する学校と地区に関する情報も少し含む。
・ロボットが出来上がるまでの過程を示す写真
・ロボットおよびチームに関する情報
・ロボット工学で実現したいこと
・今年のロボカップジュニア国際大会参加を決めた理由
・チームのロボカップジュニア国際大会参加を後押ししたのは誰か/何か。
・チーム、ロボット、チームのバックグラウンド、参加に関する興味深い情報または特異な情報
8.2.3 大会役員が文書資料を審査し、その内容についてチームメンバーと話し合う。総合で最も優れたプレゼンテーションを行ったチームには賞が与えられる。
8.2.4 チームは互いに他チームのポスターを見学すること。
8.2.5 各チームは自分たちのプロジェクトをロボカップジュニア・コミュニティに説明するためのウェブサイトを持っていることが望ましい。